じゃどうせいかつ

何でも忘れる僕のメモ帳

【漫画】深谷かほるさんの「夜廻り猫」に寄り添われたい...。

こんにちは、たかの(@jyadoulife)です。

 

「夜廻り猫」ってご存知ですか?

この世には、夜な夜な涙の匂いを嗅ぎつけ、そのわけを聞いて回る不思議な猫がいるんです。それが「夜廻り猫」です。

 

作者は「ハガネの女」「エデンの東北」を描いている深谷かほるさん。

もともとは仕事ではなく、深谷さんが個人的に書いていたものでした。しかしツイッターに載せるようになるとたちまち話題になり、ついに書籍化されることになったのです。

 

僕自身、最初はツイッターで見かけたのですが、いい話だなーと思いながらそのままスルーしておりまして。しばらく経って書籍化され、深谷さんが、糸井重里さんの運営するTOBICHIにて出版記念のサイン会をしておりました。

 

で、それの最終日。深谷さんが告知しているツイートを偶然見かけ、僕の第六感(?)がはたらきました。「これは行った方がいいぞ!」という心の声を聞いたのです。そして気付いたら青山に笑

 

んで、早速購入。なんと最後の一冊でした。スタッフの方に「最後の一冊です。買えてよかったですね。ありがとうございます。」と優しい言葉をいただいた時、Amazonで買わなくてよかったなぁ〜と本気で思いました。

(ちなみにサインは時間の都合と、なんとなくの恥ずかしさで貰わずに帰りました)

 

みんなのつらさを聞いて回る夜廻り猫

 夜廻り猫の「遠藤平蔵」(本名?)は、まるでなまはげのように「泣く子はいねがー」などと言いながら、人間、猫、その他動物の「心の涙の匂い」を嗅ぎつけては、その理由を聞いて回ります。

動物ならまだしも、人間と会話したり、お酒を一緒に飲んだりといった姿を見ると本当に猫なのか?と思ってしまいます。本編でも明らかにはなっていませんが、それを含めた夜廻り猫の不思議さが漫画の良い味になっているんです。

 

心に残る、8コマで紡がれたエピソード

基本はすべて1ページ8コマで一話の漫画になっています。書籍版ではそれにタイトルと書き下ろしのイラストが付いています。

8コマだと決して多くのことは描けないのですが、そこを読者が「察する」ことができる深谷さんの描き方が素晴らしいのです。

こういうのとか

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大好きです、この話。

 

悩みを解決をするわけではない

平さん(平蔵だから)はみんなの悲しみを聞きますが、必ずしもそれを解決しようとするわけではありません。むしろ聞いているだけのことが多いです。

話して自己完結するひともいるし、しないひともいる。開き直るひともいるし、悩んだままのひともいる。そのすべてに、平さんはそっと寄り添うだけです。では、なぜ聞くのか。それは是非この本を読んで自分なりに感じていただきたいです。そこには読んだひとそれぞれの答えがあるはずです。

 

新キャラ満載の続巻を強く願っております

平さん以外にも大変魅力的なキャラクターが多く、僕は友達の猫、ちゅうさんとその飼い主の先生が好きです。特に第九十九話の先生のセリフはとっても良いので読んでいただきたい。

この第1巻では百一話までの収録になっていますが、ツイッターでの更新は続けられているので、続巻を期待して待ちます。いやー最近はkindle本ばかり買っていましたが、久しぶりに紙の本で読みたい漫画に出会いました。

 

 

 

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