個人経営の居酒屋でバイトしたら店長がひどかった話
こんにちは。たかのです。
僕は大学生の頃、個人経営している居酒屋でアルバイトをしていたことがあります。
選んだ理由は仕事がゆるそうだったから。
マニュアルに沿った接客とかやりたくなかったんですよ。
その点、個人経営なら、わりと自由にできるんじゃないかなーと思ったんです。
で、働いてみたら実際ゆるゆるでした。でもゆるすぎて、その時の店長(オーナー)がいろいろひどかったんです。
というわけで、今回はゆるすぎて自由な店長がひどかった話を3つご紹介。
ゆるすぎ個人経営居酒屋のひどい店長のお話3選
その1:仕事中に酔っ払いすぎて動けなくなる
当時の店は、従業員がお客さんからお酒をいただけることがありました。
店長はお酒が大好きなので、いつもありがたくいただいていました。
普段はもらっても一日1杯くらいなのですが、たま〜に常連さんが集まると、いろいろな人から何杯もいただくことがあるんです。
その日はビールにして5〜6杯は飲んでいたと思います。
お酒は好きでもあまり強くない店長。そうなるともうベロベロです。
注文が入っても「酔ってて作れない」などと言い出し、キッチンに座り込んでさらに飲み出す始末。
挙げ句の果てには閉店作業の時にカウンターに座り込んで眠ってしまいました。
僕が店じまいできずに困っていると、みかねた常連さんがなんと閉店作業を手伝ってくれました。しかもそのあと「大変だったね。これで何か買って帰りなよ。」と言って1000円札をくれたのです。
迎えの車に乗せられる店長と、手伝ってくれた常連さんを見送りながら思いました。
「こんなのってアリなのか?」と。
その2:急に社員を辞めさせる
ある日、店長が仕事終わりに食事に誘ってきました。
休みのメンバーも呼んだし、おごるからと言われた時に嫌な予感がしました。
夜中にバーミヤンに集められたバイト達を前にして、店長がいきなり言い出します。
店長「あいつ(唯一の社員)だけど、辞めさせたから。これからはお前たちと俺で頑張っていこうと思ってるから。よろしくな。」
・・・はい?
バイトメンバー全員の頭に?マークが浮かびました。
つい先日まで一緒に働いていた、唯一の社員をいきなり辞めさせたというのです。
確かに、店長とその社員さんはたまに店の裏で、経営方針について言い争っていたのは知っていました。
真意はわかりませんが、おそらくそれが原因だったのでしょう。
仕事はできるし、よくバイトを飲みに誘ってくれる優しい先輩でした。
それを突然辞めさせたと言ってチャーハン食ってる店長。
なんなんだこいつは?
結局そのせいで、僕がバイトのシフト表を作るハメになりました。
みんながバイトに入る回数が増えたのは言うまでもありません。
その3:深夜作業の報酬が店の残り物
ある時、店が改装作業をすると言うので手伝うことになりました。
店の営業が終わり次第、キッチンの工事をするための片付けをすると言うのです。
深夜までかかる作業でした。
アルバイトの参加者は僕だけでした。
なぜなら他のバイトメンバーは電車で通っていたのですが、僕だけは家が近く、歩いて帰れる距離だったからです。
きついけど、まぁ残業代稼げるかーと思って、仕方なくその日のシフトに入りました。
それなりに忙しい営業時間が終わり、閉め作業をしながらそのまま改装準備に取り掛かります。
なんだかんだで、全て終えるのに午前3時くらいまでかかりました。
眠気と疲労が限界の中で、やっと終わったーと喜んでいると
店長「ご苦労さん。お礼に店の残り物持ってっていいよ。」
と言っていろいろと渡してくれました。
改装中は営業しないし、冷蔵庫も止めるので余ってもしょうがなかったからです。
ラッキー!これで食費浮くわwとか思いながらタッパーに入れて持ち帰りました。
改装も終わった後日。
給料日となり、「さて、どれくらいついてるかな」と店長からもらった明細を確認すると
残業代がついてない
深夜割り増しどころか、普通の残業時間分すらついてません。
「なぜだ・・・まさか!?」
そう思って恐る恐る店長に確認すると
店長「え?だって店の残り物、あんなにあげたでしょ?」
してやられた!!
こうして、僕の深夜残業代は現物支給という形で消えたのでした。
なんでだよ!!
まとめ
個人経営のお店にコンプライアンス(法令遵守)はあってないようなものです。
このような場所で働く場合は注意しましょう。
まあでも、理不尽な目にもあいましたが、その分ゆるい働き方ができたのは事実です。
その辺はトレードオフですね。
いまとなっては笑い話にできますし、良い教訓を得られました。
ありがとう、店長。