オリジナルのストロング系チューハイを作って飲んでみた
※2020/3/2 オモコロ杯にて銅賞いただきました。
こんにちは、タカノです。
皆さんはアルコール度数9%のストロング系チューハイ好きですか?僕は好き過ぎてほぼ毎日飲んでいます。
近年流行りまくってて大手飲料会社から続々と新商品が出るようになりましたね。ガツン!とくる飲みごたえと、9%という高い度数が現実の辛さや社会の厳しさを忘れさせてくれて最高です。
しかし毎日飲んでいるとどうしても気になることがあります。
それは
これです。
基本的にはレモン、グレープフルーツなどの柑橘・果物系やコーラ、ジンジャーエールなどのジュース系、それと甘さ控えめのドライ系といったところでしょうか。どの商品もこのへんのパターンをやって出尽くしている感じなんですよね。
僕は今日も、さけるチーズスモーク味を限界まで細かく裂いたものを口に入れ、それをストロングゼロドライで流し込みながら考えていました。もっと斬新で、新しい味のストロング系チューハイは出てこないものかなぁと。
そこで閃きました。
これです。
自分で作れば好きなものを混ぜていろいろな味を楽しめますよね。物は試しなので作ってみることにしました。
ベースの材料を用意する
まずはフレーバーを混ぜる元となるベースのお酒を用意します。
ここで参考品として、さっきまで飲んでいたストロングゼロドライの原材料を見てみましょう。
(ドライ味なのにレモン、グレープフルーツ、ライムと柑橘類が3つも入っていることに驚きを隠せない)
まずお酒としてウォッカ(国内製造)が使われていますね。
なのでこちらを用意しました。
国内製造のウォッカ1.8リットルです。
家に40%のウォッカが1.8リットルあると思えば多少嫌なことがあっても前向きになれるので、毎日がつらい人は買うことをオススメします。
そして割材のベースとしてサイダー、炭酸水、レモン汁を用意しました。
適度な甘さ、炭酸、酸味をこれで調整します。
次はアルコール度数です。
小学校の理科で食塩水の濃度の問題が分からなかった僕ですが、インターネットがあればすべて解決してくれます。
これによるとアルコール度数40度のウォッカを80mlと割材を270ml混ぜれば、350mlで9%のお酒が作れることになりますね。なので
80mlのウォッカと
270mlの割材(例としてサイダー150ml,炭酸水100ml,レモン汁20ml)を測って注げば
完成!プロトタイプ9%チューハイ!
さっそく試飲してみましょう。
(ゴクッ)
どうでしょうか??
くぅー!きたコレ〜!!このガツンとくる飲みごたえ!かなり近いかも!
なかなか精度の高いベースを作ることができました。ここから様々な味の9%チューハイ作成に挑戦していくのですがベースを飲みすぎてベロベロなので次の日に回します。
ストロング緑茶ハイ
まずは一発目に緑茶で作ってみます。
居酒屋では焼酎を使った緑茶ハイがよくありますが、今回はウォッカなのでそこの相性がどうなるのか。
お茶はこちらの粉茶を使います。回転寿司で飲むお茶のイメージですね。
ウォッカ80ml、サイダー150ml、炭酸水100ml、レモン汁20mlのベースに粉茶を入れて混ぜます。(グラスのサイズが小さすぎたので変更しました)
なぜかかなり泡立っています。色はいわゆる緑茶ハイですが味はどうでしょうか?
いただきます。
うーん、エグ味が強い…
ウォッカと合わせたせいか、お茶のエグ味が強まっているように感じます。焼酎と合わせたときのスッキリした味ではないです。香りは良いけど思ったより合わないですね。
ストロングコーヒーハイ
次はコーヒーと合わせてみます。
沖縄では泡盛とコーヒーを合わせる飲み方があるそうで、僕もやってみたのですが美味しかった覚えがあります。期待大です。
インスタントコーヒーを
お湯で溶かして
ベースのお酒に投入
泡もできて黒ビールみたいな見た目になりました。味はどうでしょうか?
いただきます
まあまあイケる!
コーヒーの香ばしさがいい感じです。やはり泡盛のコーヒー割りと似てます。エグ味はありますが、好みに合わせてコーヒーの濃さを変えればもっと美味しいかも。
ストロングトマトハイ
トマトジュースで割ったお酒はたくさんあるので期待できます。
ウォッカにトマトジュース、炭酸水、レモン汁を加えて混ぜます。
鮮やかな赤色が綺麗ですね。
味はどうでしょうか。
いただきます
ブラッディマリーだこれ
よくよく考えたらこの組み合わせ、ただのブラッディマリーでした。味はもちろん美味しいです。なぜならすでに完成されたレシピだから。
酔ってきて勝手にトマトジュース濃いめのブラッディマリーを作り始めたので次の日に回します。
ストロング飲むヨーグルトハイ
続いて飲むヨーグルトです。
キリンから発売されているザ・ストロングシリーズにはヨーグルトテイストがありますが今回はがっつり濃いめでいきます。
たっぷり150mlのヨーグルトを注ぎます。
今回はヨーグルトに甘みがあるので炭酸水とレモン汁だけで割ることにしました。
純白の9%チューハイが完成です。
味はどうでしょうか。
いただきます
まろやかでうんまーい
これは美味しい!いままで気になっていたウォッカのエグ味がヨーグルトに包まれて中和されています。レモン汁の酸味が効いていて大変爽やかな味ですね。甘さなしのプレーンヨーグルトでも美味しいだろうなこれ。
ストロング豆乳ハイ
ミルクつながりで今度は豆乳を使ってみます。
割ることを考えて豆乳の濃さは「特濃」を用意しました。
こっちは甘さがないのでサイダーを使います。
見た目はヨーグルトとほぼ同じですが味はどうでしょうか。
いただきます
味がしない(豆乳の)
あとからうっすらと豆乳の風味がするだけで、ヨーグルトほどのまろやかさを感じないです。ウォッカのエグ味も残ったまま。これが動物性と植物性の差なのでしょうか?
ストロングガリガリ君ハイ(ソーダ)
アイス部門からみんな大好きガリガリ君の登場です。
1本110mlなので残りを炭酸水で割っていきます。
このビジュアルを見てたら、「割る」という概念が分からなくなってきました。
いい感じに溶けていきます。
味はどうでしょうか?
いただきます
(飲みすぎて目が虚ろ)
これはマジでうまい!
めちゃくちゃスッキリしていて美味しい!ガリガリ君とウォッカが見事に調和してエグ味が消えてます。炭酸が強かったらもっと良さげ。見た目も鮮やかですし、どこかとコラボして製品化してくれないかな?と思うほどでした。
ガリガリ君の意外な美味しさに驚きましたが、顔が完全に酔っぱらいなので次の日に回します。
ストロングタピオカミルクティーハイ
流行りに乗ってタピることにしました。
タピオカをしっかり入れていきます。
ところがここでレモン汁を入れたらどんどん濁っていきました。ミルクが分離してる?
これは大丈夫でしょうか?
せっかくなのでストローでいただきます
喉ごし、わる〜
濁ってしまったことと、レモン汁の酸味が相まって何とも言えないイマイチな味に。
レモン汁なしバージョンにして再チャレンジ
今度はどうでしょうか?
やっぱり微妙…
なくはないけど、ありでもないというか…
ウォッカとミルクティは馴染まないのかもしれません。たまに口に入ってくるタピオカのつぶが一番美味しかった。
ストロングクーリッシュハイ(バニラ)
飲むアイスといえばクーリッシュ。
バニラとウォッカの組み合わせやいかに
まさかクーリッシュを別の容器に移す日がくるとは
そこにウォッカと炭酸水を入れるとなんだかモコモコと…
結構固めの泡ができました。なんで?
泡で蓋をされたビールのごとく、いただきます
どうでしょうか
味もふわふわしてる
味はそんなに馴染んでいませんでした。バニラのとなりにウォッカが座っている、みたいな感覚です。
ウォッカが頭に回って感想もふわふわしてきました。
ストロングプロテインハイ
最後はプロテインで9%チューハイを作ってみました。栄養バランスは良いはずですが作成方法には不安しかありません。
シェイカーはプロテインを作るためのものなので皆さんはマネしないでください。作る際は自己責任でお願いします。
問題はここから。炭酸とサイダーを入れて…
シェイク!炭酸なのに…
奇跡を信じて飲んでみます。
どうでしょうか?
ダメです
ダメでした。
炭酸の抜けた粉っぽいウォッカと化してしまいました。
まとめ
市販のストロングチューハイには無い味を求めて行った今回の企画。なるべく身近なもので作ってみましたが、想像とは違った味のものが多くて面白かったです。特にガリガリ君との相性の良さは抜群だったので、皆さんも機会があれば試してみてください。
そしてこの企画をやって分かったことが一つあります。
それは
やっぱり市販のストロングチューハイって洗練されてて最高!
以上です。
ありがとうございました。
残ったウォッカはちゃんとしたレシピで飲ませていただきます。