自動販売機の補充バイトしてたときの思い出話
どうも、たかのです。
街を歩いてるとよく自販機の補充をしてる車を見ますよね。
こういうの
むかし、お金が無くてこれのアルバイトしてたことがあるんですよ。
もう、明日を生きるお金もなくて笑
で、とにかく日払い可能なバイトを探してたら見つかったのがこれ。
だいたいどんな感じかというと
- まずは派遣会社に登録。そこからどの現場に入るか連絡が来る。
- 連絡された場所に直接向かって、車でピックアップしてもらう。
- 自販機補充会社の社員さんと一緒にエリアを周って補充業務をする。
- 端末で売れた個数を読み取って補充分を車からピックアップ。社員さんが集金している間に揃えておく。もしくは自販機まで運ぶ。
- だいたい一緒についてるゴミ箱から缶を回収。新しいゴミ袋をつける。
- 担当の自販機補充がすべて終わったら、実働時間を社員さんに書いてもらい、それを写真に撮って派遣会社にメールで送る。
- 翌日にはその労働時間分の時給が振り込まれている。
こんな感じ。本当は即現金でもらいたかったけど僕が登録してた会社は翌日振り込みだけだった気がする。取っ払いもあるのかなぁ?
で、この仕事はどんな感じだったのか、僕の体験談をちょっと書いておきます。なぜなら最近、自販機でジュースを買ったら穴が空いて漏れてるんですけど!っていうクレームの電話入れてる現場に遭遇して、当時を思い出したから。クレーム対応、時間かかったなぁ...。
(ちなみに5年以上前の話なので現在は違うこともあると思います)
夏は暑くてしんどい
夏はとにかくこれ。基本的に車移動以外はずっと外にいるので夏の日差しに焼かれます。だいたい路上駐車して作業することが多いので直射日光もろに受ける。めちゃくちゃ体力消耗するので、作業してない時は休むことに専念してました。ずっと日光を頭に浴びてるとマジで危険なので帽子かぶったり頭にタオル巻くのは必須です。
水めっちゃ売れるし自分でもめっちゃ飲む
夏は水が一番売れます。どの自販機にいっても半分くらいは水の補充です。500mlのペットボトルが多くなるので必然的に運ぶカゴが重くなります。
あと、自分の水分補給も大事。というか本当に喉が乾く。500ペットの水が一瞬で無くなります。飲まないと脱水になるので、本当はいけないんですけど補充用の水を廃棄扱いにして飲んでました。というか社員さんもそうしてましたし、なんなら自販機に入ってた冷えてるやつと交換してもらったりしてました。水ばかり飲んでると塩分が不足するので僕はお昼にカップラーメン買ってスープを全部飲むようにしてました。
塩飴とか塩分タブレットを常備しておくのも良いと思います。
夏場のスポーツ施設はやばい
夏のスポーツ施設は特に水が売れます。というか普通に毎回売り切れてました。なのでもう本数は数えないで水のケースごと運びます。ちなみに講道館っていう柔道の総本山みたいな場所に行ったことがあるんですけど、すべて水だけの自販機があって大体売り切れです。ここに行くときはほぼ水だけ積んだトラックから何十ケースも運んでましたね。水を。
冬は寒くてしんどい
当然冬の寒さもきついです。作業してるときはいいんですけど社員さん待ちでじっとしてるときは耐えられないので、一応許可をもらって車内待機してました。あと、防寒対策もするんですが、あまり着込むと作業中に汗をかいて冷えて風邪をひくので、重ね着より、一枚で暖かいダウンジャケットなんかを着てたほうが良かったですね。地下駐車場がある場所はめっちゃ嬉しいです。寒くないから。
冬場は軍手必須
空気が乾燥するのでダンボールなんかを触ってると手が荒れてガサガサになるんですよ。その手で缶をピックアップしてると高確率で切り傷ができます。あと、缶がデフォルトで冷えてるので触ってると手先の感覚がなくなってきます。それらを防ぐためにも冬は軍手が必須でした。あ、でも滑り止め付きの軍手はよくなかったです。箱から缶を一度に出すときは手を滑り込ませるように入れるので、滑り止めがあるとひっかかってしまうんですよね。ノーマル軍手推奨です。
冬はコーヒー、ココア、紅茶花伝
夏が水なら冬は缶コーヒー。ホットのコーヒー、ココア、紅茶花伝ミルクティーがよく売れます。缶コーヒーは種類が多いので最初は覚えるのが大変です。ピックした商品が違ってると社員さんが取り替えに戻らないといけないのでめっちゃ怒られます。まぁでも、同じルートを回ってると場所ごとに何を入れるか決まってるので、大体覚えるんですけどね。
ゴミのネット掛け忘れとコーヒー漏れのベトベト注意
ゴミは袋ごと回収して口をしばり、放り投げ車体の上に乗せていきます。このとき、風で飛ばないように上からネットをかけるんですけど、これを忘れてゴミが走行中に落ちたりすると超危険だし、問題になるのでどの社員さんにも厳しく言われます。一回掛け忘れたときはとんでもなく怒られました。
あと、ネットをかけるために車体の上に登るんですけど、漏れたコーヒーが乾いてベトベトになってることがよくあります。これがマジで危ない。乾いたコーヒーの粘着力ってスゴくて、普通に足が離れないんですよ。それで体勢崩してあやうく屋根から落ちそうになりました。それ以来ゴミ袋の口はしっかり縛って回収するようになりました。
伝票くわえてくちびる白くなる
社員さんが端末から出した伝票を見て補充数を確認するんですけど、ピックしてるときは両手使うので邪魔なんです。でもすぐにまた確認するからしまうわけにもいかない。で、大体車体にマグネットがついてるのでそれで貼り付けたりするんですけど、スピードが上がってくるとそれも面倒になってきます。なので上達したひとは大体口でくわえます。見る⇨くわえる⇨ピックする、これを高速で回します。じゃないと間に合わないんですよ。ただこの伝票が感熱紙になっているせいなのか、くわえてるとくちびるが白くなっていきます。もし白くなってる人を見つけたら、それは補充バイトの上級者かもしれません。
固定の配送ルートで働いてると社員に喜ばれる
僕の場合は派遣会社次第でしたけど、なるべく固定ルートに連続で入ったほうが喜ばれます。社員さんも勝手が分かる人の方がやりやすいですし、こっちもどこで何をするか分かるので手際よくできます。他のバイトと同じですね。でも、こういう日雇いみたいな仕事は人がコロコロ変わるので、毎回やり方を教えなくていいっていうのはかなり大きいみたいです。
固定で働いてると優遇してくれる
これも人によりますけど、上記のように固定で入ってるといろいろ優遇してくれました。傷ついて廃棄になったジュースをもらえたり、早く終わっても実働時間をフルで書いてくれたり、帰りの駅の目の前まで送ってくれたり。やっぱり信用があるって大事なことですよね。
こんな感じでしょうか。
お金が無くてすぐ働きたいひとにはオススメです。あと痩せたい人も。めちゃくちゃ痩せますよ。
それでは!